ステロイド剤の替わりになるモノって何?
こんにちはー、アメリカンビタミンショップ店長の阿部と申します。
この前、友人の家で2チャンネル(スペルは合ってるか判りません)というホームページを見たんです。
店長はこんな仕事をしているのですが、普段ほとんどインターネットのホームページを見ることはしないのですが、その友人はかなり重症のインターネットマニアでアメリカンビタミンショップの噂(カキコ)が出ているか見てみようということになりまして、健康や 美容、 アレルギーなどの項目でアメリカンビタミンショップを探していたんです。
なんかやたらと文字が小さいうえに情報量が凄すぎて見辛かったですね、でもそこに アレルギーという項目があって、そこをイロイロと読ませてもらいました。
店長は始めのうちはアメリカンビタミンショップの文字を探していたんですけど、アレルギーの項目を見ているうちに、やたらと ステロイド剤についての記述があるんですよね。
内容を読んでみるとかなり真剣に議論しているようでした。(中にはかなり感情的になっている文章もありましたけど(笑))
それに引き換え、 ビオチンや アシドフィルス菌などの記述がほとんど無いんです。
店長が探した限りではビオチンの記述は1件、アシドフィルス菌は0件でした。
でも、 アレルギー関係のサプリメントのご注文が3割を超えるアメリカンビタミンショップを運営している店長ですから、てっきり ビオチンや パントテン酸などの記述がたくさん有るんだろうなという気持ちで見ていましたから、結構ショックでしたね。
日本では未だに アトピー性皮膚炎というと ステロイド剤、 アレルギー性鼻炎というと 抗ヒスタミン剤なのですね。
日本ではビオチンを使って治療を行っているのが国立秋田病院とその他数件しかないという医療の現状がそのまま反映している2チャンネルを見て、燃えてきましたよ、店長は!
もちろん、自分でそういう掲示板に書き込むっていう意味じゃないですよ(笑)
もっともっとアメリカの最新の アレルギー関係のサプリメントの情報を広めないとなーという意味です。
この前お客様からのお電話でのご相談で、 掌蹠膿疱症についてご質問をお受けしたのですが、その方は五軒の病院をハシゴして、やっと 掌蹠膿疱症性骨関節炎という病名を教えられ、インターネットで検索してアメリカンビタミンショップにたどり着いたそうなのですが、先の4軒の病院では掌蹠膿疱症性骨関節炎という病名さえ教えてもらえなかったと嘆いていました。
笑い話みたいですが、そのうちの1件なんかは脚の症状を見て水虫だと言ったそうで、水虫の薬を渡され、その方が薬を付けたところ飛び上がるほど痛かったと泣いていました。(笑)
店長が愚考するに、最近の日本は食生活が悪化しているとはいっても、アメリカの食生活の現状と比べると大分良いと思っています。
多少ですがまだ日本食という世界的に見ても最高の健康食を食べる習慣を残していますし、 ストレスのかかり方もアメリカと比べると少ないですよね。
つまり、そういった状況が アトピー性皮膚炎や ダイエットなどの日本での研究を遅らせているのでしょうね。(この現状は全体から見れば悪いものではないですが、実際にアトピー性皮膚炎などに罹ってしまっている場合、研究が遅れているのは決して良いことではありませんよね。)
アメリカでは1970年代から上院に委員会を設けて、食生活の悪化からくる様々な病気を撲滅するべく、サプリメントを使った栄養学的なアプローチが行われています。
今ではFDA(米国食品医薬品局)が中心になってサプリメントを普及させ人口の半分(1億2000万人)が何かしらの サプリメントを摂る国にかわってきました。
1970年代から比べると病気による死者というものは確実に減っていますし、その分、サプリメントによる栄養学的な研究は日本よりも非常に進んでいます。(日本で実際に アトピー性皮膚炎などに罹ってしまった方は、このアメリカの知識を使って改善を行うのが最善の方法ではないでしょうか?)
先日も先進国を中心として被験者を募り、大規模な アレルギーの実験が行なわれました。
アメリカでは アトピー性皮膚炎や アレルギー性鼻炎(枯れ草熱)の方が多く、サプリメントの需要も非常に多いために、実験費用もかなり潤沢でやることが大きいですよね。(笑)
その実験ではアレルギーの方の ステロイドホルモンの分泌状況を調べていました。
ステロイドホルモンは副腎皮質という器官から 副腎皮質ホルモンの刺激を受けて分泌されるのですが、 アレルギーの方の実に85%を超える方が副腎皮質の機能が落ちていることが判りました。
副腎皮質の機能が落ちてステロイドホルモンが分泌されないと、アラキドン酸という脂肪酸の産生を増やしてしまう結果になり、アトピー性皮膚炎などにおいて直接的な炎症症状の原因を作る炎症系プロスタグランジン(アラキドン酸が原料になります)がたくさん作られるという現象が起こります。
医師の処方する ステロイド剤はこのステロイドホルモンと同じ働きをする医薬品ですので、このステロイド剤も アラキドンの産生を抑えることでアトピー性皮膚炎を改善しようという考えの下に開発されました。
アメリカンビタミンショップの「栄養学」のアレルギーの項目をよくお読みいただいている方でしたらお気付きいただけるとおもうのですが、やはり、 ビオチンの摂取によるアレルギーの改善もアラキドン酸の産生を抑えるということが根本的な考えになっていますね。
日本医学会における アレルギーの治療もこの アラキドンの産生を抑えて炎症系プロスタグランジンの産生を抑えるということが基本になっている場合が多いようです。
生物の体というものは良くできていて、多くの場合、その改善にたどり着く道が1つではないのですね。
ビオチンを摂取することでリノール酸(サラダ油)が変化していって アラキドンの原材料になるのを抑制し、更に ステロイドホルモンが他の脂肪酸からアラキドン酸を作るための酵素の活性を抑制して、アラキドン酸が炎症系プロスタグランジンに変わるのを防げはかなりの改善効果が期待できるといわれています。
つまり、 アレルギーを改善するということは要所要所をそれに適合しているサプリメントによって改善するという様に総合的に考えなければならないということを、今回のアメリカの実験結果は語っています。
ステロイド剤による治療が効果を上げている背景には、アレルギーの方の85%がステロイドホルモンの分泌がうまくいっていないということが挙げられるのではないでしょうか?
つまり、ステロイド剤を塗布して多少なりとも症状が改善したことのある方は、副腎皮質の機能が落ちていてステロイドホルモンの分泌が十分ではないということが言えると思います。
最近は日本でもステロイド剤の害悪について論じられていますが、ステロイド剤として アレルギーを抑える機能に関しては、実際は何も問題は無いのです、それはステロイド剤としての機能の問題ではなく、ステロイド剤という形で外からステロイドホルモンを取り入れることによって、自分でステロイドホルモンの分泌ができなくなってしまうことが問題なのですね。
ステロイド剤を塗布する前はステロイドホルモンの分泌は不十分ながらきっと有ったはずです、しかし、長期間のステロイド剤の塗布により外からステロイドホルモンの補給があったために副腎皮質のステロイドホルモン分泌能力が衰え、 脱ステロイドを行った時に、体内でのステロイドホルモンの量が圧倒的に足りなくなり、リバウンドを起こす訳ですね。
ということは、栄養摂取によって自ら ステロイドホルモンの分泌が行われていれば、脱ステロイドも怖いものではありませんし、その後も何かの医薬品に頼る必要がなくなるということになります。
これは 脱ステロイドを既に終っている方にも当てはまります。
ビオチンを摂っても効果が無い・薄いと感じる方はステロイドホルモンの分泌ということも考える必要がでてきます、ビオチンとステロイドホルモンは2つで1つの機能を持つということが先に行われた実験でも度々書かれていますが、読んでいて店長もそう感じました。
店長の感想としては、 アレルギーの発症というのは1つの流れなのだということですね。
その流れの要所要所を抑えることでアレルギーの発症は抑えることができるのです。
最近のアメリカでは、この ステロイドホルモンの分泌によるアレルギー改善ということで非常に多くの実験が行なわれているように感じます(もしかすると店長の興味の持ち方の問題かもしれませんが)、数年前には ビオチンや 善玉菌、 EPAやガンマリノレン酸などの実験が多かった様な気がするのですが、この頃、アメリカの論文等を読んでいるとステロイドホルモンだとか副腎皮質ホルモンだとかそういった文字が目に付くのです。
ビオチンなどの実験が一段落して、次の段階に進んだような印象を持ちます。(アメリカでの アレルギー関係の識者達のビオチンに関する評価はある程度固まってきています、もちろんその評価は有効であるということですが・・・)
アメリカンビタミンショップの持つ機能として、アメリカの有効な情報をお伝えするという部分があります。
それは多くの実験の結果をお伝えするという部分もありますが、アメリカの サプリメントの販売状況等をメーカーから仕入れて、アメリカのサプリメント使用者の動向を観察し、どの様な情報に基づいてどの様なサプリメントが多くの方に支持されているのかを調べるということも重要な仕事だと考えております。
(実は「 栄養学」の情報の基ネタなどは、こちら側からのアプローチで入手する場合も多いのです、売れているモノ=支持されているモノという図式で、その支持されている理由を探すと結構面白いネタが見つかります。)
最近に入手したメーカー提供のサプリメントの販売情報で、当アメリカンビタミンショップのサプリメント販売数と大きな違いがあるものをご紹介します。
つまり、アメリカで支持されているアレルギー関係のサプリメントで、アメリカンビタミンショップとしては、それほど売れているものではないというものですが、これは、アメリカの消費者達の情報が正しいという店長の経験からご紹介した方が良いだろうと思うモノのご紹介になります。
もちろん、メーカー提供の情報をそのままお伝えすることはしません、あくまでも様々な情報ルートからその情報の裏を取っています。
●今回はこの項目の主題でもある副腎皮質の強化のためのサプリメントのご紹介です。
霊芝(レイシ) マイタケ シイタケエキス
このステロイドホルモンに関する情報はこれだけに留まりませんので、次回のハロー・ビタミンでも取り上げさせていただきますね。
次回に主な機能を書かせていただきますが、アメリカで非常に人気の高くなってきているハーブも今回バーゲン品としてご紹介します。
●ステロイドホルモンと同く アラキドンから炎症系プロスタグランジンを作れないようにする。
ホワイトウィロー(西洋シロヤナギ)