口臭の元は大まかに分けて、歯周病による口腔内細菌が原因のものと、胃腸内(特に小腸内)の異常発酵が原因のものの2つがあります。
歯周病が原因の場合、まずは歯周病を治すのが先決です。
歯周病は歯槽膿漏ともいわれ、30歳を越える人のおよそ82%の方達が罹患している病気で、歯を支える骨や周囲の組織が壊され、歯がぐらぐらして最後には抜けてしまう症状の総称ですが、実際にはひとつの病気ではなく、貧血や動脈硬化、糖尿病などの症状のひとつという考えも出されています。口臭の多くの原因が、この歯周病菌による腐敗臭です。
次回は口臭の予防と解消に効果が期待されるサプリメントをご紹介します。
意外に思われるかもしれませんが、カルシウム不足も口臭の原因のひとつです。カルシウムを充分に摂り、歯茎の血流を良くすることで、組織に栄養が行き渡り、歯周病を予防します。
また、罹ってしまった歯周病には、コエンザイムQ10(CoQ10)が効果をあげています。ビタミンEと協働して歯茎を強化します。
唾液の分泌が悪いと歯周病菌の繁殖が盛んになるので、水分代謝の正常化も大切です。カリウムやマグネシウムが、水分代謝を活発にしてくれます。ハーブがお好きな方には、タンポポの根がおすすめです。
唾液の分泌に関わるものとしてすぐ思いつくのは、クエン酸に代表される酸っぱい食べ物ですね。酸っぱいものを摂った時にあふれ出てくる唾液には、歯周病菌の活動を不活発にさせる成分が含まれます。また、長時間ガムを噛むことも、唾液を多く分泌させるので歯周病予防には効果的です。
クルクミン(秋ウコン)で歯を磨くと、歯槽膿漏の痛みを取って正常に戻す効果があるとの報告もあります。痛くて困っている方は、一度お試しになってみてください。
また、口臭自体の消臭・解消には、アシドフィルス菌、亜鉛、ベータカロチン(ビタミンA)が有効といわれています。
次回は、腸内の異常発酵による口臭についてお届けします。
腸内の異常発酵は、食物繊維の摂取量が少なく、肉類を多く摂ることにより発生します。
腸内には約100種類、100兆個ともいわれる腸内細菌が住み着いています。それらは善玉菌と悪玉菌とに分かれ、常に拮抗しています。これが食生活やストレスなどによって悪玉菌優勢になった状態が、腸内の異常発酵です。
厚生省の調査でも、最近の日本人の食事は洋食化が進み、食物繊維の摂取量が減って、腸内細菌、特にアシドフィルス菌などの善玉菌(乳酸菌 腸内細菌)が減ってきているとの結果が出ています。
食物繊維については、「栄養学」の「便秘解消」と、「便秘改善の栄養学」で詳しく説明していますので、そちらをご覧ください。
腸内の異常発酵を防ぐには、アシドフィルス菌などの善玉菌(乳酸菌 腸内細菌)と食物繊維による腸内環境の正常化が有効です。善玉菌優勢の腸をつくることで、口臭予防を行なってください。
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